お知らせ

2024.07.02

英幼稚園

2024 はなぶさレター7・8月号

入園進級からあっという間に1学期最後の紙面となりました。この1学期でお子様の成長を感じることができたでしょうか?逆に昨年度はこんな風ではなかったのに…と思っている方もいるかもしれませんね。でも大丈夫です!バネのごとく縮みが大きいほど伸びも大きいように、ちゃんと子どもたちは育っていきますから・・・
さて、もうすぐ夏休みです。休み明け、やっと取れかかったオムツが元に戻るというようなことがないようにしてくださいね。なぜこんなことを書くのかというと、先日市の家庭児童相談員の方とお話しした内容が衝撃的だったからです。小学生になってもオムツが取れない子がいて、学校の先生も困っているそうなのです。「歯が抜けるようにオムツが取れる」ということはないのです。適した時期に進めることが大事で、それを逃してしまうと頑なに拒んだり不安になったりして逆に取れにくくなってしまいます。暖かい夏が取りやすい時期ですので、挑戦中の方は是非とも頑張りましょう!そして、夏休みの間、SNSやゲームなどに子守りをさせるのもいけません。特に敵を倒して進んでいくゲームはお勧めしません!実生活でも攻撃的になったり長時間ゲームし続けることになるようです。一番怖いのはゲーム依存。韓国では国を挙げて子どものゲーム禁止をしているくらいです。1時間以内で攻撃性のない内容なら集中・認知力がアップするという意見もありますが、幼児期は五感をたくさん使うことが大切だと考えています。また、子どもたちの筆圧が全体的に弱い傾向も感じます。汚れないからと画面上で絵を描くのではなく、実際にクレヨンや色鉛筆などを使うことは、手指の感覚機能の成長にとっても大切ですからね・・・
先日、子どもの言動に悩んでいるお母さんとお話ししました。パパとのコミュニケーションも兼ねて父子でゲームをしていたとか。だんだんと長時間になり、いうことも聞かなくなり… そこで、パパにも協力してもらってゲームをやめてもらいました。その時間ゆったりと話したりスキンシップを取る時間に変えていったところ、お子さんの様子が少しずつ変わってきたと嬉しそうに話してくださいました。しかし、一番褒めるべきはお母さんの勇気です!最初の一歩を踏み出すことはとても難しいのですが、結局やったかやらないかなのかもしれません。では、夏休み中どのように過ごすのが良いのでしょうか?ポイントは『自ら考える』。答えは出なくても考えることが大切です。それにはどんな言葉かけが良いのでしょうか?「なんで?」「これなぁに?」と聞かれたときに「○○でしょ!」と答えを言わず「なんだと思う?」「あなたはどう思う?」などと子どもなりに考える時間をとるようにしましょう。図鑑で一緒に調べたり、実験もどんどんしてみてください。幼稚園で行っている『子ども会議』を家庭でやってみても良いと思います。とても楽しい意見が出てくるかもしれません。議題は子どもたちにみつけてもらいましょう。例えば「なんで親は怒るのか?」なんていうのも出てくるかもしれません。拙い言葉でも、一見見当違いの意見でも、頭で考え言語化してみることが子どもの脳を育てることになります。また、子どもが選べる場面では選ばせて、『自ら考え判断する』経験を積みましょう。今日はどの服を着るなど簡単なことから!夏休みはたっぷり時間があります。子どもとの時間をどうぞ面白がって楽しんでくださいね。

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